とりとめもないメモ

3DSの特性についてメモするだけでDisりとかではないので^^ω

3Dだとか立体視だとかの話をするときに決まって出てくる「とび出し」について

基本的に3DSにおいて、「画面から」とび出すものはほとんど作れない。

理由は人間の目がそういうふうに作られていないからである。

目から20〜30cm以内の物を立体的に見ることが出来るように作られてない。
目の向いている方向を情報源として、距離感を感じることは可能だけど、自然な立体感を得ているとは言いがたい。
実際、目の前に指を立ててその指を見ようとすると、不自然に力を加えないと見ることが出来ない。

映画なんかは画面から20〜30m以上離れているから、とび出している絵を出しやすい。画面から10mもとび出せば、十分飛び出て見える。
逆に3DSは数cmとび出させるのが限界で、それよりもとび出すと、目に負担がかかり、それ以上とび出すと本来頭を突き抜けていて(目よりも後ろにあって)見えないはずのものまで見えてしまって、破綻する。

あと、3DCGに基づく立体視全般においては、全てに焦点が合っているという、人間には不可能な特性を持っている。そのため、どこに焦点を合わせたらいいか脳が混乱する可能性がある。見せるべき物以外はボカす、遠くのものはボカすなどしないと、全てを見ようとして目も脳も疲れてしまう。

この辺りの考慮が足りない3DS向けゲームは、「目が疲れる」「頭がいたい」などの評に押されて、ゲームの本質についての評価すらされずに売られていくことになるだろうと思う。